いざ出陣!不公平な場所の「家事調停」へ

代理人に依頼しなければ調停は自分以外全員が敵■

裁判所のHPや様々な物を見て頂くと「家事調停」とは何なのか?
ということを「座学」的にはすぐにわかります

また紛争事の解決は、穏やか?な解決順では、協議→調停→裁判となります

裁判も代理人として弁護士への依頼をせずに、本人訴訟が理論的には可能です
裁判の手前に位置する調停の申し立てと陳述書の作成も本人だけでも可能です

協議は、当事者による話し合いなので、客観的証拠などなく、言った言わないでも可能
調停は、内容的に客観的合理的判断材料としての証拠に基づく陳述書作成が好ましいが、言った言わない的なものでも可能
裁判は、過去から現在に至るまでの客観的合理的判断材料としての証拠の積み上げによる訴状作成が必須

従って、調停は申立ての書類に不備さえなければ受理され事件となります
それに対して、裁判の訴状は審理に諮られるので、提出さえすれば事件となるとも限りません

私が家事調停を申し立てたのは2013年
同居扶養中の毒母の扶養協力金を巡り毒姉を相手方とした調停でした
その頃は、「離婚調停」だとて本人だけで問題ないですよ的な風潮でした

様々な外的・内的要因や背景があるかと思いますが、10年後の現在は「家事調停全般」が、代理人として弁護士への依頼を推奨しています

手続きという形式が本人だけで出来ても、調停の場という実質は専門家が関与した方が良いということでしょうね

以下は、2013年2月8日、私が人生でもっともみじめだった日に感じた実体験に基づく感想です

弁護士は「弱きを助け強きをくじく」というような人では決してありません
また、人は法の下に平等などでもありません
弁護士は依頼人の財産保全に忠実な法律の専門家です
彼らにとっては「勝ち負け」が全て
モラハラ加害者の思考と全く一緒です
勝つためには法律に抵触しない範囲で、どのような発言でもして、相手を追い込みます
従って、法律を身に着けている相手方の弁護士とは、最強・最凶・最狂のモラハラ加害者です

そのようなタテツケを勘案すると、自分を守るためにも代理人として弁護士への依頼は必須でしょう

何らかのツテなどがない場合は、まずは「法テラス」にご相談を(笑)

■守りたいアナタ自身の正体とは何なの?■

私は、私だけで臨みました(笑)
自画自賛ですが、陳述書はなかなかしっかりしたものが出来ました、ホントに(笑)

私は、相手方である毒姉が代理人の依頼をするなどとは思っていませんでした
本人だけで対応すると思っていました

というのも、売春強要隠ぺい搾取モラハラ毒姉はケチです
調停は扶養に関する家事調停ですが、そこに至るまでの前提に長きに渡るモラハラがあります
毒姉は、私の賃貸契約マンション同居扶養搾取とん走モラハラ毒母の扶養協力金の月額30,000円さえ支払を固辞

「いかにして払わないようにするか」という考え以外が存在しない

訳の分からない、証明できない理由というゴタクを並びつらねる
しまいには逆切れし怒鳴り散らして、玄関を力任せに閉めて出ていく
「私に毎日カップラーメンで暮らせというのか?」
「夫には迷惑を掛けられないから、離婚しなければ払えない」
などなど、あまりのトッピ発言
こちらは魂引っこ抜かれて戦意喪失でポカーン状態

そこまでして、毒姉の守りたい毒姉自身の正体とは何なんだろう?

そんな相手なので、協議などは全く無理

私は、姉には文書を送りました
「口頭で、証拠のない理由を伝えるのではなく、支払えない客観的合理的理由を証拠と併せて提出してください」と

姉夫婦は、姉が技術職で会社役員、義兄は姉とは別な企業で管理系の会社員
子供はいません
義兄父母は、何代か前から生活している持ち家で、義兄の兄弟と同居
心身ともにいたって健康

月額30,000円が支払えない経済状態では決してありません

でも今思えば、甘かった、私は実に甘ちゃんです
毒姉は、私には絶対に負けたくない
私には1円でも払いたくない
そのための弁護士費用はいとわない

そういう考えだったんです
恐ろしいモラハラの「勝ち負け」基準(笑)

一応、私と姉は血液型×星座が一緒です
占いは信じられませんねぇ(笑)
相対的ではあっても絶対的ではないというのが立証されてますね(笑)

調停の申し立て前に、姉には40年超に渡る過去の数々のモラハラ言動について、沿革のような物や関係図も図示した質問状も送っています

質問状は、私の感情的な部分は出来る限り排除
事実確認をしながらの箇条書き
質問の総数は、数百に至りました

その質問の数の分だけのイベントが、私と姉の間にはありました
その中に「自宅締め出しからの売春強要と隠ぺい」というなかなかパワフルなものもあります(笑)

更に、過年度の様々な搾取に対しての精算も算出して添付しました
そして、これが私らしいのですが、不公平があってはならないと考え、「加算・減算」をした計算根拠と過程を付けた詳細精算書を作ったんです(笑)
税効果会計かよ!税務申告書の別表調整かよ!と、誰かにツッコまれたい(笑)

これは、相手がどうあれ、かつ、感情的には過去に相手からどんなことをされたとて
いや、むしろそういう相手だからこそ、私は冷静に、そしてズルくなく、ガラス張りで対峙しようと思いました

しかし、この私の姿勢が、代理人への依頼を毒姉に決意させたのかもしれません

ただね、本当に思っちゃうですよね
そんなに必死なのかと、負けたくないのかと
私1人の人生を潰したところで、手に入れられるものなんて大したものじゃない

それでも「勝ちたい」という執着と情熱の源は何なんだろうか?

私は、毒姉が代理人へ依頼をしたことを調停の場で初めて知りました

■お前たちには消化試合でも、私には命がけの試合なんだぞ■

実際の事件数もそうですし、世の中のイメージする「家事調停」とは「離婚調停」が殆どです
そして次に「相続」となり、私が申し立てた「扶養」はごくごく僅かとなります

更に、家庭裁判所は出張所まで合わせたら全国に300ヶ所以上
全体の合計でもごくごく僅かとなれば、1ヶ所あたりなんて言わずもがなです

僅かということは、調停委員、裁判官または調停官自身のケーススタディが少ないんですよ
実際の経験が少なければ、対応の引き出しも、もはや、その少ない経験から引っ張ってくるしかないわけです

人は、自身の経験以上のことは対応できません

また調停委員は人生経験豊富な方がなるそうですが、身分がキチンとされている方
要するに「親ガチャ」に成功している人がなられるわけです

偏見かもしれません
でもね、そういう方に、本当に話し合ってもラチのあかない「モラハラ血縁者」「機能不全家庭」のことが解りますかね?

被害者が、藁をも掴む気持ちで調停を申し立てているのが解りますかね?
もう既に、長い年月溺れていて、気力と体力の限界で掴んだ藁が調停なんですよ

私の時の調停委員は、中高年の男女2名でした
彼らは、どうもその辺りを全くご理解されていなかったように思います

先にも付していますが、調停は全てが受理され事件となります

従って、中には本当に「わざわざ調停にするなよ」的な物も含まれます
その1つ1つを事件として扱い、処理していかなくてはなりません

かつ、調停委員は日給です
結果が不調でも不成立でも、日給は支給されます
またその日給は、午前だけというのに対して、1日分は午前の2倍には及びません
午前だけで終了しない場合は、一分一秒でも短くないと損なわけです

極端な話、調停委員的には、日銭が稼げたら良い訳です

私の時の調停委員の女性は、最初はフムフムと話をきいているようでした

ですが、その後は先ほどの私の話の何を聞いていたんだ?と思うようでした
「相手方は弁護士が代理人になっていますし、この条件で成立が良いと思いますよ」の一点張りなのです

更に、裁判官も一緒に説得に加わり「不調で不成立となれば、裁判でこれから客観的資料集めですし、資料は最低半年分が必要になりますよ」と言ってきました

もうね、その流れの全てがこなれていて、台本でもあるのかという感じでした

調停は2回までは可能です

でも、もう全員して「早く片付けて帰りたい」というのが満々
特に、男性の調停委員は、幾度も時計に目をやっていました

■おい、代理人さんよ、その金額ってどうやって算出してんのさ■

毒母を私が単身で扶養していたのは、10年間です
月額30,000円は妥当と弁護士も裁判官も容認しています

ならば10年分の合計額が過年度精算金として最低あってもよいはず

相手方が提示してきた過年度精算金は100万円でした
月額にしたら8,333円ですよ
水道光熱費さえまかなえない金額でしょう(笑)

金額は、毒姉が代理人の弁護士に伝えたのだろうというのは想像に難くないです

それをそのまま提示してくる相手方の代理人の弁護士

そしてその条件を飲めと全員で私に対して言ってくる、調停委員と裁判官

毒母の住む家は、私名義の賃貸マンション
母は年金受給者かつ、財産など皆無の人です

40年超の「機能不全毒家族モラハラ」が背景にある扶養を巡る調停です
背景を理解して勘案してもらいたく、数十頁に及ぶ陳述書も作成して事前提出しました
なのに、調停の場で更にモラハラ被害を被りました

公平に仲裁してくれるはずの場で、私は全員から二次被害に遭いました
溺れて必死で掴んだ藁は腐りきっていたわけです
私の心は、もう光の届かない深い水の底に沈んでしまい、二度と浮き上がることはないでしょう
それが決定的となっただけの調停

私の気持ちは「いとしさとせつなさと心強さと」ならぬ「みじめさと悔しさと孤独さと」でした(笑)

■あの日、私は絶対に世界中で一番みじめな人間だった■

毒姉の考えでは、月額いくらの経年積み上げじゃないんです
「こいつには100万以上はビタ一文も払わない」
と金額の上限を決め打ちで来ているんですよ、きっと

姉の勝ちです、おめでとう!

調停委員と裁判官の言動がもっと違うものならば2回目にトライしました
でも、原則メンバは変わりません
ならば、もう一度自ら片道90分以上かけて移動して、傷付けられるのはご免でした

家庭裁判所では、もう途中から調停委員と裁判官の言葉が頭に入ってきませんでした

死にたいとか消えてなくなりたいとか、そういう気持ちにすらなりませんでした

何も感じないんです

その代わりに、これは、現実なのか夢なのか?
今、自分がほんとうに存在しているのだろうか?
生きているのか死んでいるのか、どっちなんだろう?
そんな疑問がグルグルとひたすら巡っていました

家庭裁判所の建屋から出て、向かいにあるダイエーで少し時間をやりすごしました
まるで、私と私以外の全てのそれぞれが別に存在しているかのようでした
流れる映像の中に私だけ放り込まれているような気持になりました

■加害者の生活保全のための調停■

ダイエーで少し時間をやりすごしたのは、私が帰る家に待つのがもうひとりの毒だったから

私には、少しでも混乱した気持ちを落ち着かせる必要がありました

この扶養に関する調停は、2つの事柄についてのものでした
1つは、過去の精算
もう1つは、今後の生活補助金額の決定

毒母とは、今後はもう別居をすることで決定していました
すると、生活補助金はそのまま直接母が受取ることとなります
純粋に母が今後の母の生活保全の補助として使うお金です

なので、30,000円という金額は母に確認しました

調停に至るまで、母には一切の当事者意識というものはありませんでした
それまでの私の知り得る母という人は、何事も逃げてばかりいる人でした
モラハラ加害者の特徴でもある「逃げる人」です

姉をモラハラモンスターに増長させたのは、母の逃げ癖も大いに影響しています
母が逃げなければ、姉の私に対する「自宅締め出しからの売春強要と隠ぺい」などという事象は、少なくとも発生を防げたでしょう
また、その後の尊大で不遜なモラハラを多少は抑制できたと思います

ことあるごとに逃げる母のせいで、姉のモラハラは容赦なく増長し続けました

最後だった調停くらいは、母に逃げずにいて欲しかった

でも母は、調停を申し立てた私を責めて批判しました
「家族なのに調停をするなんて、アンタは狂っている」

いや、この調停は毒母さん、あなたの今後の生活保全も含まれているって解ってますか?(笑)

■今までの人生は全て無駄■

後日改めて、調停の成立調書が届きました
過去の精算額100万円
それを見た時に思いました

こんな人のために、この人の美大進学に至るまでの予備校費用、大学の学費と学費以外の画材等の消耗品代、就職後の生活費の補助、英国留学時の仕送りなど
家族として協力してきました
母子家庭だからという理由で、姉に自分のやりたいことを諦めてもらいたくなかった

姉は、グラフィックデザイナーをしていました
美大進学の意向を母と私に伝えてきたのは、高校2年生の時
それから、私は本心から応援し続けました

個人指導の予備校の月謝は、1回10,000円で週に1回×4週だと月額40,000円
これは純然たる月謝だけの最低金額です
そこから始まって英国留学と就職後の一人暮らしの生活費の補助まで

私は、家族だから協力したのになぁ
この人にとって私は何だったんだろう

今までの人生が全て無駄だと思えた瞬間でした