崩壊も廃棄も同じケーキの話

■返金では戻らないものは切り替えて■

たぶん、どのご家庭でも楽しみにされていたでしょうね

横浜の青葉区にある人気のフレンチ監修のケーキですもんね

ケーキ全体に、生クリームがフリルのようになっていて、イチゴの赤とのコントラストがとっても美しいケーキ
見た目だけでも、テンション上がるクリスマスのケーキ

横浜市青葉区は、1994年に緑区港北区からそれぞれ一部が独立して出来た区です
神奈川県内の世帯平均年収は1位、1000万円以上比率も23%という土地柄

その情報と、ケーキの崩壊は無関係ですが、情報までに(笑)

しかしながら、なんというか製造が別であっても、そういう所の監修です
何だか何とも「信頼」はしちゃいますよね(笑)
しかも、販売は「高島屋」ですもん
そして、昨年も同様のデザインで何の苦情もなかったという良い実績が
「信頼」と「楽しみ」でしかなかったはず

なのに届いたケーキをいざ箱から取り出そうとしたら、ちょっと崩れているとかの話じゃないと
もはや、雪崩のように

名古屋名物「ぴよりんチャレンジ」は、むしろ失敗した「悲惨」さこそが醍醐味だったりしますが、このクリスマスケーキは違いますもんね
ぴよりんはぴよりんで失敗すると、グロ画像注意!!になっちゃいますけれどね(笑)

問題の崩壊ケーキは、ネット上にアップされている画像や個々の報告を見る限り、各家への個別配送中の問題では無いよう

なかなかホットなニュースなので、最新情報は常に更新されているので、ネットで確認して下さい(笑)
ケーキ食べてなくても、胸やけする位に動画出てきますから(笑)

高島屋の株価に対する記事もあります
特段影響は無いようです
確かに、株主あっての企業なんですが、世知辛いなぁと(^^;

確かに「腹に入ったら一緒だろう」by 昭和ヒトケタ狼藉ジジィ(勝手なイメージですみません)なんですけれどね

元の完成形をイメージしていると、落差で腹に入れる気にもならん状態の画像だらけ

でも、この雪崩を逆手に取って、トライフルケーキにでもカバーアレンジしてしまえば乗り切れそうな気がしないでもなし
むしろ、自分達で最後は完成させる的な楽しみが増えたりして
まぁ、全くビジュアルは注文した品とは変わりますけれどね(笑)

クリスマスにとってケーキは重要アイテムですよ
でもね、ケーキが残念だからとてクリスマスそのものが残念になるのは勿体ない
だったら、この雪崩をむしろ利用して上手くカバーするのが、皆が幸せになる道かと

なのに、まぁやたらと「考察」「検証」動画の多いこと
しまいには「代金返金」だけで良いのか?というものまで

イベントのケーキです
「返金」では戻らない「何か」があったりしますよね
それをどう判断するかというものなんでしょうね

顧客から代金を受け取って販売しているのは「高島屋
顧客からすると、窓口は「高島屋」です

なので、代金の返金は高島屋が履行します

そして、どこに問題があったのか?という「売り手」全関係者の責任追及と再発防止
それと、代金だけで良いのか?+αとなる「慰謝料」問題

まぁ、でも高島屋です
このような時の「謝罪の気持ち」の処理マニュアルも用意されているでしょうから、外野は静観のはず

なのに、話を深刻に大きくしようとしているものが散見されます

どうしてそうなっちゃうかなぁ

■事前予約は絶対ではなく大前提なだけ■

崩壊ケーキの裏側でセットになっているのは「廃棄ケーキ」

従前から、街のケーキ屋さんは経営にも影響するので「事前予約」が基本でした

ですが、量産のチェーン店は大量生産して大量廃棄という流れでした
でも、現在は企業の社会貢献の一環としてSDGsに取り込むことを求められています

なので、ほぼ「事前予約」が大前提とはなっています

ただ、その大前提の後の実際の結果について、追いかけるものは非常に少ない

実は、調査によると、購買者は「当日に店頭購入する」という人が50%なんですよ
事前予約をする人は35%なんだそう

ということは、それを見込んで製造もされている訳です
そうなると「廃棄」は避けられないですよね、当日のお客様がいるわけですから
確かに「廃棄ゼロ」は無理でしょうけれど、これでは廃棄は減りません

企業側も前年度の実績などから、生産のコントロールはしているとは思います
ただ、企業ですから、最初から計画として前年比でマイナス計画などは立てませんよね

人口というパイは決まっています
かつ、一人当たりの食べる量や数にも限度はあります

なんともダブルスタンダードな話になっちゃいます

燃料も原材料も値上がりがしているのに、廃棄はそれを助長してしまいます

現在、世界的な食糧不足を唱え警鐘を鳴らす人達がいます
でも「今」を切り取って、自身の周囲を見渡すと、なかなか肌感的にはビンとこない状況ですよね

ただ、このような「ダブルスタンダード」を繰り返していたら、かなり現実味が強まってくるよう思います

■声を上げる人は一方通行ではいけない■

そうして、どうも今は社会全体が、相互ではなく一方通行のような気がします

崩壊ケーキも廃棄ケーキも、結局なんか「問題の本質」には誰も切り込んでいないように思えます

見えている表面的なものにだけ皆がそれぞれ注目する
それは、単なるパフォーマンスだけに見えてしまうのは私だけでしょうか?

せっかく個人も自由に声を上げて発言・発信のできる世の中になっています

でも、何だか視聴される数字ばかりを気にして、発信・発言をされている気が

マスコミを始めとするメディアも個人も企業も、もっとその発言・発信の場を有効活用して欲しいなと思います

2024年はそんな年になりますように、願っています