■様々な箇所の体毛が白髪になってきています■
もう、体毛で白髪のない箇所はない気がします
気が付くとそんなお年頃になっています
別に仕事だけをしてきた人生だったというほどでもないのですが、よく働いてきたほうかとは思います
その、よく働いたというのを何基準にするかで変わりますが(笑)
かつ、老後貧困濃厚組なので、少しでも回避できるようにと、まだまだ労働階級生活は続行です(^^;
かと言って、私はバリバリのキャリアなどではありません
そういう華々しいのは、そうありたいと思っている方々にお任せしたい派です
身の丈に合った持てる物は、量も質も個々で決まっています
身の丈に合わないのは、それだけで窮屈でストレスでしかありません
私は、長きに渡りIPOや事業再生・再編や事業立ち上げなどの、構築・整備に手足を実際に動かして、泥水すすりながら、時にはぶっ倒れそうになりながら携わってきました
働き方としては、正社員の場合もありますし、業務委託の場合もあります
管理系の職種は、なかなかダイナミズムを感じる機会や場面が少ない職種です
そんな中で、私が携わってきた仕事は、真逆にダイナミズムしかない、管理系としては珍しく充実した日々を過ごせるものです
ただ、会社という組織においては「売り上げは作れない」「商品やサービスも生み出せない」いわゆる「金食い虫」とされている存在
下僕なんですよね、ほんとに(笑)
構築・整備って、会社にとって非常に重要なことをやっているんですよ
にもかかわらず、圧倒的下僕感
■強味なはずなのに■
私は、いくつか転職をしていますが、自ら選んでダイナミズムを求めていた訳ではありません
IPOに関して言うと、年間最大で100社程度しか出来ません
2008年のリーマンショックのように世界的経済が冷え込む事があれば、株式市場全体が低迷します
リスクの高い投資案件でもある新規上場銘柄などは、メリットがあまりないので投資としては消極的な銘柄です
結果として、証券会社も企業側もわざわざトライしなくなります
市場の回復を待って最適な時に上場出来るように、準備は推し進めながら、時期の見直しをします
そうこうしている間に、なんとなくダラダラと「永遠の上場準備企業」となってしまう企業も相当数存在します(笑)
非常に落ち込んだ時には、年間20社程度しかIPOのなかった年が数年間続きました
すると「上場準備企業」は多くても、実際にやり切って新たに「上場企業」となる企業の絶対数が非常に少ない
「準備」と「上場」は全く異なります
準備までは「0」で、上場は「1」
オフとオンなので、もっともエネルギーと負荷が大きくなる分岐点です
新規上場企業が輩出されなければ、上場経験者も少なくなります
となれば、もはや特殊な職人のような仕事です
しかも、絶対的に守り続けなくてはならない「伝統的なお約束」に加えて、毎年変わる法規などにも合わせて最新の物にもしていかなくてはならない仕事
したがって、経験者に必然的に声が掛かるという図式です(笑)
経験者が少ないというのは、確かに強味でしょう
そして、職務経歴書などの文字にしてしまえば、私の経験は結果的には、それなりに輝かしいというかマウント取れるものではあるのだと思います
ですが、比較的穏やかに過ごした人の人生の方がよほど充実していて、他者に語る価値のある物だと思っています
ダイナミズムというものには、見なくて良い物、しなくて良い経験も大いに含まれますから
また、共に分かち合える人が圧倒的に少ない
そして、企業の部門ヒエラルキーにおいては、圧倒的最下層に位置する管理部門