「さっさとタヒねよ!」

■2つの顔を持つ男■

1986年12月9日 講談社のフライデー編集部への襲撃事件
1988年 太田プロから独立
1994年8月2日 原付バイクによる自損事故

ビートたけし」と「北野武」の2つの名前で仕事をする、「たけしさん」

11月23日に北野武監督の「首」が公開される
現在、BGMに威風堂々が用いられたファイナル予告が解禁され、視聴が可能に

芸人としては「ビートたけし
今回の映画公開のプロモーションも兼ねた、日本外国特派員協会での記者会見

その際に「ジャニー喜多川氏による性加害」「宝塚歌劇団パワハラ」についての質問にたいして個人的見解を答えた

コメント内容はさておき、この時は「ビートたけし」で答えたのだろうか?
純然たる映画そのものに対する質問ではなかったので、北野武で答える必要はない

メディアでその発言も使われ、発言に対する賛否も勝手に場外で騒がしくなることも承知

近年の「たけしさん」は、そういうことそのものというか、自身が生きてきた芸能界とそれに経済活動としてかかわる環境全体に嫌気がさしている気がする

とはいえ、これは業というものなのかもしれないが、創作意欲と承認欲求は枯れることがない

映画にはお金がかかる
公開までには多くの道程が存在する

ビートたけし」は「北野武」の映画のために働いているのかもしれない(笑)

■余計なお世話■

今回の作品の「首」までは、太田プロからの独立以降のパートナーで、原付バイクによる自損事故の時も毎日マスコミ対応をしていた、森昌行氏が、プロモーションを担当して仕切っていた

人の他者との関係性は未来永劫変わらないものではない

私が15年以上前に、上場準備でかかわった企業の話
前職を共にした3名が役員となり設立したwebコンサル
若年層の経営陣に、バックオフィスである管理系が平均年齢を押し上げる、若い営業会社だった

経営陣とは10歳ほど離れていたのもあり、なんというか創業メンバを見守る立場にあり、役員3名の関係性は羨ましくも思い、微笑ましく感じていた

ただ、IPOに挑むとはいうのは格好良さとは真逆の、非常に現実的で嫌な物でもあり、役員3名の関係性も変わっていった

一旦上場を無期限凍結するという判断などの紆余曲折があり、そこは数年前に上場を果たした

その頃の体制は、もうその3名体制ではなかった

「たけしさん」と森氏に、どのようなことがあって、結果として袂を分かつことになったのかなど、外部には真相などわからないし

現在の形は、両氏の熟慮の結果の選択なのだろう

なので、余計なお世話は承知

でも「たけしさん」と森氏には多くの時を共に刻み、歩んできた歴史がある
このまま、疎遠となってしまうのは寂しいので、また親交が復活することを願っている

■舞台は戦国時代■

今回の映画の時代背景は、戦国時代

「昨日の友は今日の敵、今日の敵は明日の友」のような時代

なんとなく皮肉めいたものを感じてしまう

そして1994年の事故により死生観の変わったたけしさんが演じる豊臣秀吉が放つ「さっさとタヒねよ!」

人は案外、さっさととはいかないものだ
生を受ければ死を迎えるのは生きとし生けるもの全ての共通なもの
そうわかっていても、さっさととはいかない
私がこうしてblogを綴るのも悪あがき以外の何物でもない(笑)

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