男同士のかばいあいとけん制に女は常に蚊帳の外

■正直に言ったとて威厳も価値も目減りしない■

今まで、本当に正直だった男性には出会ったことがない
本人にとっては「正直」なのかもしれない

でも、なぜか斟酌してあげないといけない人ばかり

これは、仕事の話です

何等か問題がありプロジェクトや組織そのものが停滞してしまっている企業への私に対する参画の依頼

オーダーは、抽象的な場合もあれば具体的な場合も

ただ、それが「正直」じゃない

私に声掛けをしてくる段階で、現在のメンバーではどうにも出来ないのは明白

なのに、どうにも出来ない原因・理由を正直に話さない

話しているつもりでも、全くもって不十分

自分たちではどうにも出来ない事実も、その原因・理由も解っているはず

だけれど、ハッキリと言わない
言ってしまうことで、自分たちの能力不足が露見するからだろうか?

でも、どうにもできないままではダメで、どうにかしたいし、どうにかするために声をかけているなら、正直に話したら良いのに

そもそも能力不足などではなく「たまたま」なだけの場合が殆どです
いくつもの「たまたま」が堆積してしまって停滞しているだけ
経験や知識の有無や不足も、それまでにそのような場面に巡り会って来なかったがゆえに身につかなかっただけの「たまたま」
蔑視したりしませんし、敵になったりもしませんし、優位な立場になろうとも思っていません
むしろそういう感情は、業務推進において全くもって無駄な足枷なので、抱きたくもありません

正直に言ってくれても、全く評価は下がったりしません
私は味方です、ご安心を(笑)

逆に言わずに「察してください」という姿勢こそが、主観で相手を評価してしまう余計な贅肉的感情を沸かせてしまうのです

■綺麗ごとにするための真実の共有■

正直に話さず共有しないことにより、疑心暗鬼になり綱引きが始まります
「これは、どっちがやる仕事なのか?」「これは、本当に自分の仕事なのか?」

すると、損得勘定が発動
業務範疇を損得で区分して「やる」「やらない」を分別してしまいます

停滞する理由の多くは、まさにその「やる」「やらない」
主観による個々の損得勘定により、こぼれる業務が生じてしまいます
時には、せっかく個別には出来ているのに、こぼれ業務が原因となって、回っていない、機能しないという現象も

こちらは「全部やる」「全方向対応する」「NGなし」位の覚悟で臨みます

なので、真実が知りたい

外部に広報する「大義名分」は誰にでも知る事の出来る情報です
そんな綺麗ごとではないのが、経済活動であり会社経営

腹を割ってくれないと、有用な成果物は提供できません
支給される金額分の働きができなくなり、負の人材となってしまいます

事実と真実は違います
「事実」は事象なので1つです
「真実」は個々の中に別々に存在します
企業にとっての「真実」は経営者の中にだけ存在するものでしょう
それは、他の人からは汚いと思われてしまうものかもしれません

多くの自由になるお金を手にしたい
それで、高級な美味しい物を食べたい、ハイブランドに囲まれたい、綺麗なお姉ちゃんと遊びたい
世界中に邸宅を構え、様々なメディアや業界からも取り上げられ、多くの人に敬われたい
巨万の富と名声と地位を手にしたい

そういう思いだって、別に構いません
私のことではないので、全く意に介しません(笑)

「世の中のためにサービスや商品を提供して社会貢献したいんです」
それがその人の真実ならばよいのですが、真実が別に存在するなら教えてほしい

本当に綺麗ごとを綺麗ごとのまま外部に貫くために、汚いかもしれない真実の共有は必須です

見えないまま手探りで進むことは無駄な不安を生んでしまいます

不安が生じれば、業務の質は低下します

■男性は夢を語って女性は現実をみるもの■

「武士は食わねど高楊枝」は格好良いですが「霞を食って生きてはいけない」のが現実

男性は男性同士共感し、その共感から、かばいあいをします
また、男性は社会での自身の立ち位置がアイデンティティーであり、支えだったりします
したがって、常に互いをけん制もしあいます

そこには、女性は入り込めず排除され、常に蚊帳の外
男性が中心である会社という組織は、友達同士で一緒にトイレに行く女子高校生のグループみたいな物です

男性同士がかばいあいながらもけん制しあっている間にも、確実に時は過ぎ、お腹も空けば眠くもなる「日常という現実」は存在します

もう少し、男女が互いのことを「長所・短所」ではなく「特性」として上手く関わりあっていければ、仕事も家庭も互いにストレスの少ないものが築ける気がします

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