「気分障碍」は、どこからやって来る?

■研究途上ですから■

まるで私が「気分障碍」に明るいかのような最もらしいタイトル(笑)
ですが、私は自身が「うつ病」と診断された経験しかありません
なので、気分障碍がどこからやって来るかなんて解りません

素人ですから、ネットの海に溢れる情報しか知りません
分析や解明なんて出来ません

自身が発症した「うつ病」でさえも、症状が合致しているのでそうなのだと思うだけ
ほとんどのうつ病の方と同じで、血液検査や画像検査での異常のような「客観的定量的診断」に基づくものではありません
うつ病です」と病名を告げられ「そうですか」という流れなだけ

直接攻撃すべきウィルスや細菌や真菌という病原体が存在するわけではないので、治療薬は主に精神を弛緩させる物
投薬効果も「客観的定量的診断」ができません

ただ放置してしまうと悪化して命を落とすこともある
そういう意味では「心の風邪」という表現は非常に正しいかなと思います

カニズムも明確になっていない
遺伝的な要因も皆無とは断定出来ないというだけで、正確な数値などは出ていない
まだまだ研究途上の病なのです

なんといっても「定義」も曖昧
「気分障碍に、うつ病は含まれる」という定義と、「気分障碍は、躁鬱の双極による」という定義
いったいどっちなの?

先生もお勉強中で、患者と一緒
医師国家資格を有し
OJTで症例にあたっているので、患者よりは座学も実務も経験値は上でしょう
ただそれだけ

■病は気から■

むしろ、この「自分」との付き合いは、お医者様より患者本人の方が長い
自分に関してはお医者様より、患者本人の方が専門家

「心の病」まさに「病は気から」

それは「気の持ちようなのだから、無理してでも乗り越える」というのではない
「健康な心でいられるように、気を保つようにする」ということ

そのためには、「内観して自分を知る」のが大切
自分を理解できていれば、身動きの取れないような重症化の前に方策が講じられる

風邪と一緒で、ひきはじめの対処で重症化や合併症を防げる

寄り添うことと付き合うことは違う
痛くて辛い体も心も、自分を引き受けるのは自分でしかない
生物学的な死まで付き合っていくのは自分だけ

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