「愛情」は一方通行「友情」は相互通行

■第10回ワールドカップラグビー閉幕■

10月29日早朝
ワールドカップラグビー2023が幕を閉じた
全48試合の頂点は南アフリカ共和国
2大会連続4回目の優勝

決勝に進出した両国は、どちらが優勝したとおかしくない実力
多くの人々がつぶやく感想以上に気の利いた事は述べられません
「デクラーク相変わらずだね」という感じで(笑)

日本は、予選で敗退となりました
勝敗と順位が決まるものなので、結果は良くはない
でも、私達を興奮させ楽しませ、熱い多くの感動を与えてくれた
だから「ありがとう!お疲れ様でしたっ!!」
という感謝の気持ちでいっぱいです

4年前の2019年は日本での開催でした
開催期間中の10月20日
それは「平尾誠二」の命日

10年前の2009年には、第9回大会の日本開催は決定済でした
誰もが楽しみにしていたことでしょう
運営に参画し、大会成功の為に尽力して奔走する彼の姿を
メディアへの露出と併せ、何度も映し出されるであろう現役時代の華麗なステップを
そして、そんな彼と共に代表選手の雄姿を応援し、大会を堪能できることを

訃報が伝えられたのは、開催を3年後に控えた2016年

黒柳徹子さんもガチ恋勢■

更に遡ること2003.11.06の「徹子の部屋
ゲストは、平尾さんでした
そこで判明したこと
それは、徹子さんが平尾さんのガチ恋勢だったということ(笑)

「ミスターラグビー」と称され、男性ファッション誌の表紙も飾る容姿
「しびれる」という形容詞がピッタリな格好よい男

11月11日㈯テレビ朝日系21:00~22:54
ドラマスペシャル『友情~平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」~』
が放送される

配役の素晴らしさも相まって、今から非常に楽しみで仕方がない

ドラマの原作は、同名のノンフィクション書籍

■まごうことなき「友情」■

改めて、表題の「友情」

誰しもが、幼少期から当たり前のように使っている言葉です
ただ、二人の友情譚に触れてしまうと「当たり前」が疑問に変わる

本当に「友情を育めた」と胸を張って、自身の人生は語れるものだろうか?
ほとんどの人のソレは「友情に似ているなにか」なのではないだろうか?

そんなことを思わせるような「友情」
「生還か永遠の別れか」生命の友情

友情とは、世の中に存在する「情」の中で、最も尊く素晴らしい物なのかもしれない

残念ながら「愛情」は一方通行でも成立します
終わるまで繰り返される「ギブ」と「テイク」
逆に言うと「ギブ」と「テイク」が無くなってしまえば消滅

「友情」は相互通行でなければ成立しない
「ギブ」や「テイク」が存在するのは「友情」ではない
従って「友情」に終わりはない
どちらか一方が生物学的な「死」を迎えても終わらない
永遠に存在し続けるものが「友情」

2人が育んだものは、まごうことなき「友情」

私たちは、尊く崇高な友情を見ることになるだろう
年齢のせいもあり、涙腺が緩くなってしまっている
当日は、目から汗が止まらないであろうことは想像に難くない(笑)